【実践DIY】アサヒペン焼き杉塗料を自宅の塀に塗ってみた!
古民家の焼き杉で出来た塀を塗りなおし
自宅の焼き杉の塀といいますか、外壁部も含めて年数が経ち色あせてきましたのでベンガラを塗ったついでに焼き杉部にも塗料を塗って保護してみることにしました。今回使用した木部外壁用は「アサヒペン焼き杉用塗料(褐色)」です!ホームセンターで衝動買いといいますか、見に行って二度目に買いました。
アサヒペン焼き杉用塗料は3リットルのものと1リットルのものがあります。
この写真は年数が経過して色あせた焼き杉です。もとの色もそれほど濃かったわけではありませんが、少なくとも25年くらいは経過しているのではないかと思います。私としては劣化してきた焼き杉を見るのは少々不安を感じます。収入がもっとあれば容易に交換できるのかもしれませんが、そういうわけで、憂鬱な気にさせられるのでせめて塗装くらいして劣化を軽減できればと思うに至りました。木目も浮き出てきて、場所によってはボロボロになっているところもあります。部分的に藻が発生しているところもありました。
ネットの評判ではキシラデコールのほうが圧倒的に良いようです。何が良いかというと、色あせるまでの時間が長持ちするらしいことと、キシラデコールはドイツ政府からカビや木材腐朽菌、木材害虫から木材を保護する効力があると認められた塗料だからです(いつの話か知りませんw)。キシラデコールは大阪ガスケミカル株式会社が製造しているそうです。ただし、このキシラデコールはアサヒペンの2倍の価格と高級塗料です。
さっそくアサヒペンの焼き杉用塗料(褐色)を塗ってみました。まずは塗料の缶の蓋の開け方がわかりませんでした。開け方は簡単で蓋を指で押すとパカッと開きました。中蓋がありましたので開封後は栓をしておくことができます。
ペットボトルを切って、そこに塗料を注ぎました。
見た感じ、ほとんど溶剤だなぁと思いました。顔料はちょっとしか入ってませんでした。防腐剤や防虫剤の効果はどれほどのものなのだろうと思いながら木部に塗ってみました。
焼き杉用塗料を塗ってみると、塗料が木部に染み込んでいくので、意外と塗れる面積が少なかったです。
コスパでは焼き杉用塗料よりも柿渋のほうが安いのではないかと思えるほどでした。しかし柿渋には防蟻効果はまったくありませんので、薬材が入った塗料のほうがよいと思います。
出来上がりの色は何となく汚いといいますか、微妙な色でした。遠くから見たらそんなに悪くはないのですが、近くで見るとちょっと微妙な感じです。もしかしたらまだ色が残っている焼き杉に塗ればもっと美しく見えるのかもしれません。今回は劣化防止のため藻が発生しているところを中心に塗りました。塗って2日目には匂いも気にならなくなりました。
今回は目立たない場所に塗ったので安価に済ませられるという利点はありましたが、耐久性などは未知数です。
色を塗っていて不思議に思ったのが、塗料の成分が書かれていないことです。どんな防虫防カビ成分を使っているのか成分を表示しなくてもよいところが意外でした。
- 合成樹脂(アルキド樹脂)
- 有機溶剤
- 顔料(クリヤには含まず)
- 木材防虫剤
- 防カビ材
改めて塀を見てみると、3メートルくらい離れたところから見ると問題なくきれいな感じがします!安価に抑えたいならアサヒペンの焼き杉用塗料はおすすめできるといえましょう。後でもう一缶買ってこようと思います!
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