Drupal8.6.3のインストール手順 四苦八苦しながら実況解説!
Drupalのインストール
今回はDrupal(ドゥルーパル)をインストールしてみます。初心者が解説しておりますので、似た者同士、はじめての方に向けたページです。手順は公式サイトの英語を読みながらやっています。まず事前にサーバー(自宅もしくはレンタル)とデータベースとPHPを準備しておきます。サーバーはオンラインウェブホスト以外にもWindowsやMcaといった自分が使っているパソコンでも可能です。
手順1: コードの取得
ファイルをインストールしDrupalを稼働させるためにコードを取得します。最新のバージョンはDrupal公式サイトのDownloadページにあります。
「Download Drupal zip」というアイコンをクリック又はリンク先を保存することでファイルを入手します。
「Drupal-8.6.3.zip」を手に入れました。
入手したzipファイルはデスクトップなどに解凍しておきます。
Drupal ファイル構成
こんな感じになってます。
インストール
パッケージ管理システム(コンポーザー)に従いインストールします。Composerをインストールしていない場合は公式サイトからコンポーザーを入手します。
コンポーザー
コンポーザーを利用するには既にPHPがインストールされている必要があります。実行ファイルをクリックするとComposerをインストールするディレクトリの指定画面が現れ、次にphp.exeの場所を指定する画面が現れます。
デベロッパーモードはオフにしておきます。php.exeがある場所を指定して次に行くと、php.iniをアップデートするか尋ねて来ます。デフォルトではチェックがオンになっています。
問題がなければ自動でサーバーからファイルをダウンロードしてインストールが始まります。このときプロキシを設定することが可能です。
重要な警告が出ます。起動中のアプリケーションは変化が適応されていない可能性がありますという内容です。既に他のアプリケーションを実行している場合は終了もしくはリスタートするなどしましょう。
Composer インストールが完了しました。
一応、PATHを通しておきましょう。
左下の窓を右クリック→システム→システム情報→システムの詳細設定→環境変数のPATHに新規追加でC:\composerと書いて終わります。
コマンドプロントを管理者モードで立ち上げcomposer -vと入力しEntaerを押します。
コマンドプロント composer -v
派手なロゴが表示されたらcomposerのインストールは完了です。
データベースを作成する
データベースを作ります。Webブラウザベースのコントロールパネル(レンタルサーバー等)、phpMyAdmin、SQLコマンド(コマンドライン)の三通りのやり方があります。データベースに使える文字は、小文字と0から9までの数字です。
習いたてのMySQLでdrupal_demoというデータベースを作成してみました。尚、drupal単体では拒否られました。
Drupal用のデータベースをMySQLで作成
習いたてのMySQLでdrupal_demoというデータベースを作成してみました。尚、drupal単体では拒否られました。
設定
コンフィグを設定します。既にアパッチ、PHP、MySQLで自家用またはレンタルのサーバー環境が整っていることが前提として話が進んでいます。ローカルPCであればアパッチやMySQLを起動しておきましょう。尚、DrupalはApacheのhtdocにコピペしておきます。レンタルサーバーでも同様にDrupalのフォルダすべてアップロードしておきましょう。
インストール
ブラウザから作業を行います。私の場合「http://localhost/drupal/core/install.php」に移動します。
すると、こんな画面が出てきますので、言語を選択してsaveします。
Drupal インストール画面
Drupal インストールエラー
エラーが返ってきました。
翻訳サーバー(translation server)に繋がってませんだと!?バカな!繋がってるのに何言ってるんだコイツ。と思いつつ、https://ftp.drupal.orgに行ってみる。ああ、死んでるがな。こんなことで慌てる私ではない。見れないなら見れないなりに、できることがある。
日本語らしきファイルをダウンロードして次のフォルダに投入しました。
Drupal インストール 日本語翻訳ファイル
drupal-8.6.3.ja.poをゲットしてコピペ。
- Apache\htdocs\drupal\sites\default\files\translations
私のローカルノートPC上ではこの場所になります。
try againをクリックしてインストール画面に行きます。
Drupal インストール画面 プロフィールの選択。
別に英語のままでもよかったんですが、説明のために日本語でやってみました。
だって日本語でググっても解決しないし英語で分かってるほうが手間が少なくて済む。
インストールプロフィール選択画面では標準を選択しました。最小、デモという選択肢もあります。
保存して次へ。
Drupal インストールエラー 要件が満たされていません
そして出た!
要件が満たされていません
見つかったエラー
PHP拡張 無効
Drupalを使用するには、以下のPHP拡張を有効にしてください (詳しくは システム要件ページを参照してください): gd
解決策
モジュールといってもphp.iniに書いてあるリストのセミコロンを外すだけでした。
- ;extension=gd2・・・変更箇所
- extension=gd2・・・変更後
変更後は必ずApache(サーバー)を再起動してください。
- httpd -k restartです。忘れずにアパッチのコマンドをメモ。
PHP GDをインストール
info.phpにgdが表示されるようになりました。
データベースサポート 無効
指定したデータベースサーバーには共通したPDOデータベースエクステンションが存在しないようです。DrupalがサポートしているPDO(PHP Data Objects)がサポートされているかをホスティングプロバイダーに確認してください。
解決策
自宅のサーバー利用を前提として、php.iniのextensionの;を外すことで対応できます。上書き後はアパッチ(サーバー)を再起動してください。
Drupalのインストール画面でtry againをクリックしてエラーが消えていたら成功です。
見つかった警告
クリーン URL 無効
お使いのサーバーではクリーン URL が利用可能ですが、有効化されていません。クリーン URL を使うとユーザー・エクスペリエンスが改善されるためおすすめです。クリーン URL を有効にするとは「googleの検索エンジンが利用者にわかりやすいURLを見せなさい!」という巨大な圧力によって設けられた仕組みです。ツイッターなどの短縮URLならわかりやすい例でしょうか。ドメインまで短縮することはありませんが、一部のURLを検索エンジンが気に入る文字列に変換します。
解決策
まずアパッチのhttpd.confを編集しrewrite_module modules/mod_rewrite.soを有効にします。#というコメントアウトを削除します。
Drupalのhttpaccessを開きます。
必要なところは書き換えます。
私はRewriteBase /drupalのコメント「#」を取り外しました。
私はRewriteBase /drupalのコメント「#」を取り外しました。
Apacheのhttpd.confを開き、次のように書き加えします。
<Directory "${SRVROOT}/htdocs">
ほにゃらら
</Directory>
の次に加えました。
<Directory "${SRVROOT}/htdocs/drupal/">
AllowOverride All
</Directory>
<Directory "${SRVROOT}/htdocs/drupal/">
AllowOverride All
</Directory>
これは、ローカルサーバー(パソコン上で動かしてるサーバー)、アパッチのhtdoceの階層の中にdrupalフォルダがあり、それに対しAllowOverride Allにしたという意味です。
ほんとは面倒だったのでhtdocs以下をAllowOverride Allにしたかったんですが、それをやるとエラーになってしまいました。
PHP OPCODEのキャッシング 無効
PHP OPcode キャッシングはサイトのパフォーマンスを大幅に改善します。OPcache がサーバーにインストールされていることをお勧めします。
解決策
私はこのOpcacheのインストールにかなりて手こずりましたので、その様子を「Opcacheを手動でphp.iniからインストールする方法(PHP for windows10)」というページで詳しく述べました。
UNICODE ライブラリー 標準 PHP
Unicode 文字列に対する操作はベストエフォートベースでエミュレートされます。 Unicode のサポートを改善するには PHP mbstring 拡張をインストールしてください。
1つずつエラーを潰す作業が始まる
ここで述べたエラーを修正する方法は実に6時間もかかりました!無知なせいもありますが、検索しても対応している日本語でのサポートページが無く英語の質問サイトだけが頼りでした。途中で憤死しそうになりながら、エラーを正すことができました。
データベースの登録
先に作っておいたデータベースを登録します。
ページが長くなりましたので、今日はここまでにしたいと思います。
ここまで7時間もかかっちゃいました。
一旦休憩をはさんで、トラブルに見舞われましたのでデータベース登録時のエラーの解決方法を提示しておきたいと重いんす。
- Drupal8.6.3のインストール データベース構成画面でエラーが出る場合の対処法がわかった!
- Drupal8.6.3のインストール エラーの解決策 SQLSTATE[HY000] [2054] The server requested authentication method unknown to the client
情報の登録
実質労働12時間かかったデータベースエラーを乗り越え復活しました(大笑い)エラーを消すのに何時間かかってるんだと仕事じゃブラック上司に怒鳴られそうです。サイトの環境設定が表示されましたので次に進みたいと思います。
このような画面が表示されました。一応テキストで説明すると「1 個の翻訳ファイルをインポートしました。8326 個の翻訳を追加し、0 個の翻訳を更新、0 個の翻訳を削除しました。」日本語として意味がわかりません。日本語化したファイルが追加されたということですかね。あとはサイト名とメールアドレス、メンテナンスアカウントのユーザー名とパスワードとメールアドレス、そして国、時間、メールでのお知らせにチェックボタンを全部記入します。
私はローカルマシンなので、正式な情報を入力することはありませんが・・・。
一応アカウントの名前とパスワード、メルアドなど大事なことはメモっておきましょうね。
余分にメルアド持ってないよ( ^ω^)・・・困ったw
構成の翻訳を更新
Drupal インストール 構成の翻訳を更新~翻訳完了
インストール完了
Drupalのインストールが完了しました!
長かったですw
見た目、普通のブログっぽいですね。
レンタルサーバーではなくローカルマシンへのインストールなので、苦労しましたよ。でもレンタルサーバーを運営している人はこうやってコンピューター1台につき1つのサーバーソフトウェアを、データ用コンピューター1台につき1つのデータベースソフトウェアインストールしているのでしょうかね!?
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