補助軸(鉛筆ホルダー)を使ってみた-短くなった鉛筆を長くする便利グッズ!昭和生まれの必需品♪

補助軸(鉛筆ホルダー)を短くなった鉛筆に使ってみたよ!

補助軸(ほじょじく)とは、短くなった鉛筆を長くするための道具です。補助軸を短くなった鉛筆に付けると鉛筆が持ちやすくなります。昭和生まれの人は、子どもの頃に鉛筆キャップとともに学校で使った覚えがあるでしょう。私が補助軸を使っていたのは今から20年以上前かと思います。短くなりすぎて持てなくなった鉛筆を捨てるのがもったいないので多くの人が補助軸を使っていました。偶然にも昨日、ショッピングセンターでゆっくりと文具を見て回る時間がありましたので、久しぶりに補助軸を買ってみました。

現在はパソコンとスマホの普及で文字を書く機会が少なくなっています。私が文字を書く場面といえば、手帳やメモ帳に記録するときや、申込書を書く時、勉強のための走り書き、絵を描く時、そして脳トレのために「クロスワード」と「ナンプレ」の回答を書く時です。

補助軸 消しゴム付き クツワの日本製
補助軸 消しゴム付き クツワの日本製

今回地元のスーパーで購入した補助軸は「クツワ 消しゴム付き補助軸 RH003-250」という日本製の補助軸です。クツワ株式会社は1910年に創業した大阪の文房具メーカーです。この型番は日本製ということもあり、職人さんがコツコツと作られたのかもしれませんね。そうとは知らずに手に取ったこの補助軸。さっそく使ってみたいと思います。

クツワ 消しゴム付き補助軸 RH003-250
パッケージ裏面

では、さっそくパッケージを観察してみたいと思います。

ベルマーク3点が付いていました。

そして「この袋は説明書として大切に保管してください」と書かれていました。

その一言を見て「袋を捨てずに素直に保管する人なんているの?」と思ってしまいました。ほとんどの人は購入時のパッケージをゴミとして捨てると思います。

次にいきましょ。

特徴

  • 短くなった鉛筆も、使いやすい長さに調節することが出来ます。

使い方

  • ホルダー部分を矢印(ゆるむ)の方向に回してゆるめます。ゆるんだら、鉛筆を差し込んで矢印(しまる)の方向に回して固定します。
  • 筆記角度は55度~60度で使用して下さい。
  • 鉛筆を垂直にして筆記すると、鉛筆が補助軸の中に入ってしまいますのでご注意ください。
  • 注意: 鉛筆の軸の太さによって、ゆるい場合やきつい場合があります。

・・・と、このようなことが書かれていました。いちいち丁寧な説明が無いと文句を言われたり訴えられたりするので大変ですね。

その他の説明には「幼児の手の届かない場所に保管してください」「口にくわえたりしないでください」など、訴えられたら困ることが書かれていました。

なんだか世知辛いですね・・・。

クツワ 消しゴム付き補助軸 RH003-250

補助軸を袋から出してみました。補助軸は2本入っていました。ちなみに昔は1本ずつの販売だった気がします。1本あれば十分です。しかし余分に2本入れたほうが利益が乗るので、儲けに繋がりやすいということなのでしょう。

1本は自宅に、もう一本は外出用のペンケースに入れて置こうと思います。

そういえば、今はもう「筆箱」とはなかなか言えませんよね。

筆箱はペンボックスですから、布地のペンポーチと両方の意味合いを持つ「ペンケース」が現在はペンを入れる容器として標準の日本語となっているようです。

たった20~30年のうちに、ずいぶん言葉も変わりました。

・・・ノスタルジーを感じます。

この銀色のホルダーの背には水色の消しゴムが付いています。

消しゴムが付いていると便利な反面、使ってしまうともったいない気がします。

補助軸と短くなった鉛筆
補助軸と短くなった鉛筆

私の持ってる短い鉛筆といえばコレです。三菱のユニです。今のところ、鉛筆といえばユニしか使いません。

文字を書くだけならトンボの鉛筆も使い心地がいいですね。

ステッドラーの鉛筆は固めでザラザラ感があった気がしますが、今は改良されているのでしょうか、どうなんでしょうね。

短くなった鉛筆に保保軸を付けてみた!
短くなった鉛筆に保保軸を付けてみた!

では、補助軸を短くなった鉛筆に装着してみました。いい感じに鉛筆が長くなりましたよ!

補助軸を付けた鉛筆でナンプレでも解いてみましょう。

・・・20分・・・・50分・・・・あれ・・・解けない!

難しくて半分しか解けなかったです!

鉛筆を使っている間は全然補助軸のことが気になりませんでした。

ずれることもなかったです!

おすすめの補助軸

では、今回わたしが使っていた補助軸を中心に、いくつか補助軸を紹介したいと思います。

クツワの補助軸

私が使用していた消しゴム付きの補助軸です。特に不満なところもなく、私の扱い方ではズレることもなかったです。

こちらは消しゴムが付いていないタイプです。末永く使える反面、いつの間にかどこかにいってしまうのですよ。

ほかにも、鉛筆そのものを包むタイプの補助軸や、両側に鉛筆を差し込める二刀流の補助軸などがあります。

ステッドラーの補助軸

ステッドラーといえばドイツのプロフェッショナル向けの文具メーカーです。いわば補助軸のBMWといったところでしょうか。

ステッドラーの補助軸はアルミ製でしっかりしています。そして最高の逸品を作ることへの強いこだわりを感じます。最高の品であれば「子供向けに媚びる必要がありません」。つまり、子供向け商品というカテゴリそのものが、子ども騙しのインチキであることをステッドラーという会社は理解しているように思います。子どもが幼稚な製品を好むのは、まさに企業が仕掛けた「釣り」そのものなのかもしれません。

結論

補助軸について、いろいろ調べているうちに、面白いことがわかってきました。補助軸の原型を作ったのは海外メーカーです。

かのダーウェントからも立派な鉛筆ホルダーというものが出ていますし。
ちなみにヘルベチカというブランドは補助軸におけるレクサスのようなもので伊東屋(1904年創業)のブランドです。他には東京金属工業でも「ハイカラ鉛筆ホルダー」というクリップ付きの補助軸が作られています。

なぜ鉛筆が良いのか?

最後に、私の意見を述べさせてもらいたいと思います。私は昨年から手帳に記録をする時には水性ボールペンや油性ボールペンを使うことをやめました。万年筆への憧れも捨ててしまいました。なぜならこれらのペンは色あせて、消えてしまうからです。それに対し、硬い鉛筆で書いた文字は筆跡が残るため、条件が良ければ消えにくいからです。改ざん・消去のリスクはありますが、文書を色褪せずに後世まで残すためには和紙と筆と墨汁を使うしかないと思います。

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